2013年4月24日バングラディシュのサバールで8階建ての商業ビル「ラナプラザ」が崩壊した事故がありました。
死者1,127人、負傷者2,500人以上と大惨事となりました。
この事故は自然災害や天災ではなく人災です。
事故の前日にも建物に入ったひび割れが発見されたが、建物の所有者は安全のための警告を無視。労働者たちは「翌日まで帰宅するな」と命じられ、避難することもできず、朝のラッシュアワーの間にビルが倒壊しました。
バングラデシュ史上最悪の産業事故、労働災害となりました。
世界展開する欧米や日本のファストファッションが、バングラデシュの劣悪な労働環境や安価な労働力に依存して経営利益を上げている状況が浮き彫りとなり、論議を呼びました。